第56回日本肝癌研究会

演題募集

公募演題を募集いたします

下記の通り、公募演題の募集を⾏います。
皆様からの多数のご応募をお待ちしております。

1.募集期間

演題募集を締め切りました。多数のご応募ありがとうございました。

2020年1月15日(水)~2月 20日(木)
27日(木)まで延長しました。
3月2日(月)正午まで延長しました。

2.演題登録方法

演題登録は、インターネットによるオンライン登録のみです。
演題登録画面へ進むボタンは本ページ下部にございます。
以下の注意事項を十分お読みいただいたうえで、演題登録画面にお進みください。

3.発表形式

募集する発表形式は、つぎの通りです。

SY.シンポジウム
VS.ビデオシンポジウム
PD.パネルディスカッション
WS.ワークショップ
CS.症例検討会
OP.一般演題(オーラル/ポスター)

※演題の採否、発表日時等は、事務局にご⼀任ください。

4.応募資格

筆頭著者は原則として日本肝癌研究会会員に限ります。
ただし、個人会員が1名以上共同演者となっている場合は、非会員でも応募できるものとします。
※非会員・入会手続き中の場合は、会員番号入力欄に「99」と入力してください。

<入会手続き>
日本肝癌研究会ホームページ」よりご入会手続きをお済ませください。

5.利益相反の開示について

本サイト内「利益相反(COI)の開示」ページをご参照のうえ、ご準備をお願いいたします。

6.演題分類

「シンポジウム」

01.肝細胞癌に対する化学療法の多様性と個別化(公募)

司会:島田 光生 (徳島大学大学院医歯薬学研究部 消化器・移植外科学)
   山下 竜也 (金沢大学 先進予防医学研究センター)

司会のことば
肝細胞癌に対する化学療法の近年の進歩はめざましく、本邦では肝全身療法として、一次治療にソラフェニブとレンバチニブが使用できるようになり、二次治療としてレゴラフェニブ、ラムシルマブが用いることができるようになった。本邦の実臨床ではこれらの薬剤が二次治療以降さまざまな順序で用いられている。さらに化学療法の導入時期についてもTACEとの位置づけについてTACE不適格やTACEと分子標的薬の併用が議論されている。海外からは肝動注化学療法と分子標的薬の併用療法の有用性についても報告されている。また近年、肝癌ゲノムの全容が明らかとなるとともに、MSI検査やがん遺伝子パネル検査が保険適応となった。本シンポジウムではこのような状況のなか多様化する化学療法とその個別化について解決するための基礎から臨床研究について、活潑な議論を期待したい。

02.高齢者の肝癌診療における多様性と個別化(公募)

司会:泉 並木 (武蔵野赤十字病院)
   海堀 昌樹 (関西医科大学 外科学講座)

司会のことば
日本の平均寿命は世界最高水準であり、急速な勢いで超高齢社会を迎えている。本邦では患者の高齢化が進み高齢者肝癌症例も急速に増加してきている。高齢者では、あらゆる器官の機能低下が起こり、免疫・感染防御機能が低下、さらに抗血栓薬など肝癌診療に影響を与える多種類の薬剤を使用していることが多く、高齢者の診療には特別な配慮が必要となる。高齢者は心肺機能の低下など併存疾患が存在することが多く、一般的には低侵襲な治療法を選択される傾向にあったが、近年、手術手技、術中全身管理や周術期管理の進歩により高齢者肝癌に対する手術適応は拡大し、多様化している。また高齢者肝癌に対する治療には栄養状態を中心とした全身状態や合併症の有無、認知状況や家族の援助など、診療には慎重でなければならない。本シンポジウムではこれからの超高齢社会において、高齢肝癌患者の病態、外科切除や内科焼灼療法、さらに動脈塞栓療法や分子標的治療などにおける治療効果の違い、また肝癌治療後の予後における非高齢者との相違などを明らかにし、問題点の抽出とその対策について議論したい。

03.新たな分子標的薬:ラムシルマブ:スポンサード(指定のみ)

04.Intermediate stage 肝癌診療の多様性と個別化(公募)

司会:波多野 悦朗(兵庫医科大学病院 肝・胆・膵外科)
   吉治 仁志(奈良県立医科大学 内科学第三講座)

司会のことば
肝癌のBCLC病期分類におけるintermediate stageいわゆるステージBに属する症例範囲は広く、海外のガイドラインではTACEが推奨されているものの様々な治療法が行われており、当然、それによって生存率も異なってくる。Intermediate stageの多様性により症例のsubclassificationが行われており、substageによる治療の個別化が期待される。BCLC stageの定義も微妙に毎回改訂されているが、本シンポジウムでは、Kinki criteria (Kudo M et al. Liver Cancer 2016)のsubstage (B1, B2, B3A, B3B)の推奨治療を提示していただきたい。同時に、各substageでの推奨治療を明確にするための前向き試験の提案も歓迎する。

05.肝内胆管癌診療ガイドラインについて:公聴会(指定のみ)

「ビデオシンポジウム」

01.腹腔鏡下肝切除術の進歩(公募/一部指定)

司会:金沢 景繁(大阪市立総合医療センター 肝胆膵外科)
   上野 昌樹(和歌山県立医科大学 外科学第2講座)

司会のことば
腹腔鏡下肝切除は、気腹圧による出血量低減やcaudal approach、側副血行を温存できるなど臓器特異的なメリットがあり、肝癌に対してもその有用性が報告されている。本邦では2010年に肝部分切除術と肝外側区域切除術が保険収載され、さらに2016年には血行再建や胆道再建を伴わないすべての腹腔鏡下肝切除術式が保険収載されるに至った。また近年ロボット補助下肝切除の報告例も増加傾向にある。さらに術前シミュレーションや術中ナビゲーションなどの画像支援の進化もあり、その適応はますます拡大される方向にある。一方、安全性や根治性に関する懸念から慎重論も未だ根強くみられている現状がある。今後より一層進歩していくためには、安全で質の高い手術手技の開発や普及とその安全性や治療成績の検証が必要である。
本セッションでは、安全で質の高い手術を完遂するための各施設での最新の工夫や取り組みとともに、その治療成績をご紹介いただき、今後の展望について論じていただきたい。

「パネルディスカッション」

01.肝悪性腫瘍の背景・危険因子と診療(公募)

司会:武冨 紹信(北海道大学大学院医学研究院 消化器外科学)
   建石 良介(東京大学医学部附属病院 消化器内科)

司会のことば
肝原発の悪性腫瘍は、肝細胞癌、肝内胆管癌を主とし、混合型肝癌や稀な上皮系・非上皮系腫瘍を含む。本邦の肝細胞癌は、かつて大部分が慢性ウイルス肝炎を背景としたが、アルコール多飲や肥満を基盤とする生活習慣関連肝疾患を合併する症例が近年急速に増加している。ウイルス肝炎時代に培われたサーベイランスから早期診断という戦略が機能せず、多くが進行癌で診断されており、予後改善にむけて新たな戦略の構築が求められている。肝内胆管癌の背景疾患として、原発性硬化性胆管炎、肝内結石症、肝吸虫症等が知られているが、肝細胞癌ほどではないものの、ウイルス肝炎を含む慢性肝疾患は危険因子となる。肝原発悪性腫瘍の背景因子は、危険因子であると同時に治療後の予後も大きく左右する。本パネルディスカッションでは、これら背景因子について疫学的視点、サーベインランスおよび早期診断、治療後の対策などを含めた様々な観点からの演題を期待する。

02.肝炎ウィルス制御後の肝癌治療(公募)

司会:河田 則文(大阪市立大学大学院医学研究科 肝胆膵病態内科学)
   榎本 信幸(山梨大学医学部 内科学講座 第一教室)

司会のことば
現在、C型慢性肝疾患ではDAAを用いて95%以上の確率でC型肝炎ウイルスが排除される。B型慢性肝疾患においても核酸アナログ製剤でB型肝炎ウイルスは制御される。このように肝炎ウィルスの制御が可能となった現在では、ウイルス存在下で議論されてきた肝癌治療の現場が大きく変わりつつある。即ち、ウイルス制御後の肝発癌や再発に対するスクリーニング・予測・予防や治療法、肝予備能の維持・改善した症例に対する肝切除、ラジオ波やマイクロ波焼灼療法やTACEの適応、各種抗がん剤や分子標的治療薬の取り扱いについて議論する必要がある。特に我が国では肝癌診療ガイドラインのアルゴリズムを基本として肝癌に対する治療方針が決定されてきたが、肝炎ウイルス存在下と制御後の比較検討も必要であろう。本セッションでは内科、外科、放射線科から広く演題を募集し、肝炎ウィルス制御後の肝癌治療に関する諸問題について積極的な議論を期待したい。

03.経動脈的治療における進歩と個別化 (公募/一部指定)

司会:山門 亨一郎(兵庫医科大学 放射線医学教室)
   山本 晃(大阪市立大学大学院医学研究科 放射線診断学・IVR学)

司会のことば
肝癌に対する経動脈的治療が本格的に行われるようになり、はや40年が経過したが、現在に至っても尚、経動脈的治療は肝動脈塞栓術(TACE)を中心として進歩や新たな知見が認められる。近年では、経動脈的治療自体の進歩のみならず、全身療法としての分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬など治療選択肢の進歩・拡大により、経動脈的治療を的確なタイミングでより有効に行うことも肝要となっている。本セッションにおいては、肝動脈塞栓術と免疫について、新たな肝動脈塞栓術方法、またチロシンキナーゼ阻害薬(TKI)とTACEの位置づけなど、最新の知見を発表・討論する機会とし、パネルディスカッション形式でセッションを行う。またTACEのオピニオンリーダーである福井県済生会病院の宮山先生から特別発言を頂戴する。本セッションが、今後の肝癌治療の一助になることを期待している。

04.アブレーションの進歩と治療成績(公募)

司会:椎名 秀一朗(順天堂大学大学院医学研究科 画像診断・治療学)
   國分 茂博(新百合ヶ丘総合病院 肝疾患低侵襲治療センタ―)

司会のことば
ラジオ波焼灼術は1999年に導入され全国1000施設以上で実施されている。我が国ではsingle needle電極を用いたシステムが主流となり、近年は可変式電極も導入され、より精緻なアブレーションが実施されてきた。2019年には国産機器も市販された。肝切除とラジオ波焼灼術のランダム化比較試験(SURF trial)の結果も公表された。新世代マイクロ波焼灼術も現在では多くの施設で実施されている。将来、海外の複数のアブレーションメーカーも日本市場に参入し、アブレーションの領域は一層活性化すると思われる。また、画像診断の進歩により多くの肝癌が小さな段階で発見されるだけでなく、アブレーションを支援する超音波造影剤やfusion imagingが導入され、治療成績はさらに向上している。低侵襲でありながら根治性があり、医療経済的にも優れたアブレーションをさらに発展させるためには、今後何が必要なのかを検討したい。

05.肝癌に対する開腹下あるいは腹腔鏡下肝切除の適応と選択(公募/一部指定)

司会:高山 忠利(日本大学医学部外科学系 消化器外科分野)
   若林 剛(上尾中央総合病院 消化器外科)

司会のことば
SURF trialがnegative studyだったことがASCO 2019で報告された。病変数が3個以下かつ病変径3cm以下の肝細胞癌に対し、現状では外科切除(肝切除術)または根治的穿刺局所療法[ラジオ波焼灼療法(radiofrequency ablation: RFA)]が行われている。SURF trialでは外科切除とRFAは同様の無再発生存期間を示し、外科切除の優越性を示すことはできなかった。では、系統的肝切除あるいは腹腔鏡下肝切除では、どうであろうか?やはりRFAに対する優越性は示せないのか?部分切除より系統的肝切除の方が肝癌の長期予後が良いという報告があり、また症例を選べば腹腔鏡下肝切除は開腹肝切除に比較して、短期成績では優越であるとの報告がある。一方、OSLO Comet studyでは開腹に比較し、腹腔鏡下肝切除が大腸癌肝転移症例で短期成績が優越で長期成績では同等であった。施設ごとの肝癌に対する開腹下あるいは腹腔鏡下肝切除の適応と選択を述べていただき、短期・長期成績を論じて欲しい。

06.肝悪性腫瘍の前癌病変の病態、診断と治療(公募/一部指定)

司会:中島 収(久留米大学病院 臨床検査部)
   飯島 尋子(兵庫医科大学 内科学 肝胆膵科)

司会のことば
腫瘍の発生や進展に関わる病因として炎症、遺伝子異常、前癌病変など様々なものが上げられている。原発性肝腫瘍のうち肝細胞癌においても肝炎ウイルス感染に伴う肝炎、肝硬変などの慢性炎症を基盤としたdenovo発癌や前癌病変(異型結節)からの発癌はよく知られているが、近年の非B非C肝癌の増加にともないその背景肝や前癌病変にも興味が持たれている。脂肪肝や脂肪性肝炎(糖尿病、NASH、アルコール)における発癌、前癌病変あるいは悪性転化として肝細胞腺腫やFNH-like noduleなども注目されている。一方で肝内胆管癌の前癌病変としてはBilIN、IPNB、MCNなどがあげられ、その他にまれな混合型肝癌や肉腫の発生にも関心が持たれるところである。本セッションでは肝悪性腫瘍の前癌病変に関する病態とその診断や治療について多くの演題を募集し理解を深めたい。

「ワークショップ」

01.高度進行肝細胞癌に対する集学的治療の展開(公募)

司会:福本 巧(神戸大学大学院医学研究科 外科学講座 肝胆膵外科学分野)
   鳥村 拓司(久留米大学医学部 内科学講座 消化器内科部門)

司会のことば
近年本邦においては、HBs抗原陰性、HCV抗体陰性症例からの肝発癌の増加により、進行した状態で発見される肝細胞癌症例が増えてきている。今後本邦における肝細胞癌の予後改善には、進行肝細胞癌に対する治療法の充実が不可欠である。今日進行肝細胞癌に対する治療の中心的役割を果たしている分子標的薬が逐次、実臨床に導入されその治療成績も明らかになりつつある。さらに分子標的薬以外にも、肝切除術、肝動脈塞栓術、肝動注化学療法などが用いられているが単独での予後改善は限定的で様々な集学的治療が工夫されている。しかし集学的治療には分子標的薬への移行時期、放射線治療の役割など論議すべき課題が多い。本ワークショップでは高度進行肝細胞癌を肝外転移例、脈管浸潤例 もしくは肝内多発例と定義し、各施設における高度進行肝細胞癌症例に対する同時性もしくは異時性の集学的な治療法を紹介していただき、今後の予後改善に繋がるような議論を展開したい。

02.肝癌に対する肝移植の適応と課題(公募/一部指定)

司会:大段 秀樹(広島大学大学院医系科学研究科 消化器・移植外科学)
   玄田 拓哉(順天堂大学医学部附属静岡病院 消化器内科)

司会のことば
わが国の肝癌に対する移植適応は非代償性肝硬変に合併したミラノ基準内肝癌であり、多くの場合生体ドナーで行われてきた。しかし、2019年になりミラノ基準からの適応拡大(5-5-500基準)が認められ、脳死移植では肝癌患者へexception pointが付与されるようになった。このような変更により、肝癌に対する移植医療の窓口は広がりつつあるが、肝癌移植数増加や待機死亡率減少などのインパクトが実臨床現場で得られるかは不明である。一方で、著しく進歩した抗ウイルス療法は肝癌の背景肝病態を大きく様変わりさせており、実際に肝移植の候補となる肝癌患者が現在の臨床現場にどの程度存在するかも興味が持たれる。本ワークショップでは変革の時期を迎えているわが国の肝癌に対する移植医療のこれまでの状況を整理し、今後の展望と問題点を明らかとしたい。移植実施施設のみではなく、肝癌診療に携わる内科施設から移植医療へ向けた問題提起も期待する。

03.肝細胞癌の亜分類(公募)

司会:坂元 亨宇(慶應義塾大学医学部 病理学教室)
   吉満 研吾(福岡大学医学部 放射線医学教室)

司会のことば
癌の亜分類は、病理組織学的特徴、分子生物学的特徴に基づいて提唱されているものが多く、治療法の選択や予後予測の有用なツールとして期待され、臨床的にも用いられている。ゲノム異常の解析から提唱され広く用いられるようになった肝細胞腺腫の亜分類の例に対して、肝細胞癌は、多様性に富むことが知られているにもかかわらず、同アプローチからの明確な亜分類は未だ確立されていない。2019年に発刊されたWHO第5版では、初めて肝細胞癌の組織亜型の候補が表として取り上げられたが、個々の亜分類は、定義、臨床像、病理像、分子異常など不明な点も多く今後検討が進むものと考えられる。本ワークショップでは、臨床、画像、病理、分子異常などの様々な視点から見た肝細胞癌の亜型の特徴、亜分類の試み、その臨床的意義につき幅広く議論をしたい。さらには、近年進歩の目覚ましい、分子標的治療、免疫治療との関連性、効果予測につながるような議論も出来ることを期待したい。

04.肝癌診療のバイオマーカー(公募/一部指定)

司会:窪田 敬一 独協医科大学 第二外科
   加藤 直也 千葉大学大学院医学研究院 消化器内科学

司会のことば
近年、C型肝炎ウィルスに対するDAAの登場によりC型肝炎の治療が効果的に行われるようになった。しかし、依然、肝内および肝外転移、門脈腫瘍栓、などを形成した進行した段階で発見される症例も多い。また、肝癌の治療は、肝切除、ラジオ波焼灼術、肝動脈塞栓術、ソラフェニブ、レンバチニブなどの分子標的治療薬、免疫チェックポイント阻害剤、放射線治療、など多岐に渡っており、治療後の効果判定、再発の有無、を効果的に評価することが求められている。現状では、画像診断に加え、AFP, PIVKA-II, AFP-L3分画の測定により治療効果、再発を評価する場合が多いが、難しい症例もある。さらに肝癌の存在、進行度、治療効果を反映する新たなバイオマーカーの出現が待たれている。本ワークショップでは、肝癌診療における、既知の腫瘍マーカーに加えて、新たなバイオマーカーの臨床応用の可能性について議論して頂きたい。肝癌診療のさらなる進歩に寄与するワークショップになるよう積極的な応募を期待しております。

05.転移性肝癌の治療戦略(公募)

司会:関本 貢嗣(関西医科大学 外科学講座)
   長谷川 潔(東京大学大学院医学系研究科 肝胆膵外科学)

司会のことば
肝は悪性腫瘍の遠隔転移の対象として、最も頻度の高い臓器の一つである。一般的に肝転移は全身進展を示唆し、外科的切除を代表とする局所療法の適応外だが、一定の条件下で一部の局所療法の有効性が認められている。局所療法にはRFAや重粒子線、定位体幹放射線療法なども含まれ、その有効性は腫瘍の生物学的特性に左右されるがゆえ、評価は定まっていない。一方、昨今の薬物療法の進歩は目覚ましく、局所療法との組み合わせでさらなる長期成績の向上が得られるようになってきた。転移性肝癌の治療は日進月歩であり、さまざまな可能性を秘めたまさにホットな領域といえるだろう。本セッションではある程度局所療法が有効と認められている大腸癌、胃癌、神経内分泌腫瘍、GISTの肝転移に絞り、どういう条件でどのような治療法が期待できるのか、一定のエビデンスをもとにご提示いただきたい。なお、本研究会の特性上、薬物療法単独の演題は対象外とする。

06.肝予備力評価の新たな展開(公募)

司会:竹原 徹郎(大阪大学大学院医学系研究科 内科学講座 消化器内科学)
   阪本 良弘(杏林大学医学部 肝胆膵外科)

司会のことば
肝予備能は肝癌治療の選択を決定する重要な因子である。肝癌治療は複数回におよぶことから、いかに肝予備能を温存し治療を継続するかということが重要である。抗ウイルス治療の進歩、選択的TACEの普及、新規分子標的治療薬の導入は、肝予備能の維持という側面から、肝予備能評価法、そして肝癌治療戦略の再考を促している。一方、肝臓外科における肝機能評価の目的は肝切除後に肝不全を起こさない安全な肝切除限界の見極めにある。ICGを用いた肝予備能評価と幕内基準、アシアロシンチ(Tc-99m-GSA)やEOB-MRIを用いた肝機能評価による安全な肝切除限界についての提言に加え、大腸癌肝転移切除を念頭においた新規化学療法治療後の最適な肝予備能予測方法も焦点となっている。本ワークショップでは、肝癌治療における肝予備能に焦点をあて、内科、外科双方からの多数の演題の応募を期待する。

07.放射線治療(重粒子線を含む)の特性と個別化(公募/一部指定)

司会:澁谷 景子(大阪市立大学大学院医学研究科 放射線腫瘍学)
   木村 智樹(広島大学病院 放射線治療科)

司会のことば
肝細胞癌に対する治療の第一選択は切除やラジオ波焼却術(RFA)ですが、多中心性に再発を繰り返す特性や高齢化などの理由から、局所治療としての粒子線治療を含む放射線治療の重要性は増しています。RFAでは穿刺を行いにくいドーム直下、脈管近傍、肝門部病巣に対する治療も容易であり、外来通院治療も可能な治療法です。限局性の肝細胞癌に対する放射線治療には、X線を用いる体幹部定位放射線治療と陽子線及び重粒子といった粒子線治療があり、いずれも約9割を超える局所制御が可能です。一方で、それぞれの治療法の特性や適応については、まだまだ議論があるところです。本ワークショップでは、各治療法の特性を議論し、理解を共有できればと考えています。積極的な演題応募をお願いいたします。

08.肝悪性腫瘍に対する新規治療法の試み(公募/一部指定)

司会:日野 啓輔(川崎医科大学 肝胆膵内科学教室)
   田中 真二(東京医科歯科大学 分子腫瘍医学)

司会のことば
肝細胞癌に対する薬物療法ではソラフェニブに加えて、レゴラフェニブ、レンバチニブ、ラムシルマブなどが次々と承認され、さらに免疫チェックポイント阻害剤との高い併用効果が大きな話題となっている。また”がんゲノム医療”も始まって治療応用が期待されており、癌治療は一種のパラダイムシフトを迎えつつある。しかしながら、肝細胞癌・肝内胆管癌を含む肝悪性腫瘍では未だに治療無効例も多く、再発を繰り返し難治性であることが大きな課題となっている。この状況を打破する新規治療法の開発は喫緊の課題であり、斬新な発想と叡智が求められている。本セッションでは、詳細な分子メカニズムと免疫・代謝など腫瘍微小環境の解析に基づいて肝がんの本質を解明し、独創的な治療へトランスレートする試みについて、最新の成果と今後の展望を提示して頂きたい。最先端の発表と白熱した討論により、肝悪性腫瘍治療の明日を拓くブレイクスルーとなれば幸いである。

「症例検討会」(公募)

01.診断
02.治療

「一般演題(オーラル/ポスター)」(公募)

01.画像診断
02.腫瘍マーカー/バイオマーカー
03.肝機能評価
04.肝癌と抗ウイルス療法
05.肝切除
06.肝移植
07.化学療法
08.局所療法
09.放射線治療(重粒子を含む)
10.進行肝癌
11.肝内胆管癌
12.転移性肝癌
13.混合型肝癌・細肝管癌
14.肝腫瘍の病理
15.基礎研究
16.その他

7.演題・抄録作成要綱

(1)登録可能著者数・所属機関数

  • 最大著者数:筆頭著者と共著者を合わせて20名まで
  • 最大所属機関数:10施設まで

(2)文字数制限

  • 演題名 :日本語 全角50文字/英語 35word
  • 抄録本文:全角900文字
  • 総文字数:全角1,400 文字〔所属機関+著者+演題名+本文〕

※制限文字数を超えますとご登録いただけません。
※半角の英数字は、2文字で全角1文字とします。
※改行を多用すると、抄録集の印刷スペースが不足することになりますので、最小限にとどめてください。

(3)抄録本文の作成

  • 抄録本文は、最初にご自身のパソコン(テキスト形式)で作成し、コピー機能を使って抄録本文用の枠内にペーストすることをお勧めします。
  • 図表を挿入することはできません。

(4)入力の際の注意事項

  • 英字および数字は、半角で入力してください。
  • ① ② ③のような丸付き数字は使用できません。
  • Ⅰ Ⅱ Ⅲのようなローマ数字も使用できません。英字の組み合わせで、II、VI、XIのように入力してください。
  • αβγ等を使用するときはα β γを使用してください。
  • その他の特殊文字を使用される場合は、特殊文字一覧を参照してください。
  • タイトルおよび抄録本文で上付き文字、下付き文字、イタリック文字、アンダーラインなどを使用する際は、書式を変更したい範囲をそれぞれ<SUP></SUP>、<SUB></SUB>、<I></I>、<U></U>で挟んでください。
  • 行の途中で改行したい場合は、改行する文の冒頭に<BR>を入力してください。これらの記号はすべて半角文字を使用してください。
  • 不等号「<」「>」を使用する時は、全角文字を使用してください。

(5)パスワードの設定と管理、登録の完了

  • 登録した抄録を確認・修正するためのパスワード(半角英数文字6~8文字)を入力してください。
  • 登録が終了しますと、「登録番号(10000番台)」が自動発行されます。登録番号の発行をもって、演題応募登録は終了です。画面に登録番号が表示されない場合は、受け付けられていませんのでご注意ください。
  • 発行された「登録番号」と「パスワード」は、必ずお控えください。第三者の閲覧、悪用を防止するため、登録番号とパスワードの問い合わせには一切応じられません。
  • ご登録いただいたE-mailアドレスに登録完了のメールが送信されます。届きましたら、必ず登録内容をご確認ください。
  • 登録完了のメールが送られてこない場合は、ご登録のE-mailアドレスが間違っている可能性があります。確認・修正のページで正しく入力されているかお確かめください。携帯電話のアドレスには通知が届かない可能性がありますので使用しないでください。

(6)抄録内容の修正・削除

  • 登録された演題の修正は、確認画面より行うことが可能です。演題登録期間内であれば、「登録番号」と「パスワード」を入力することにより、何度でも修正・確認をすることができます。また、削除することもできます。
  • 修正するたびに、新規登録ボタンを使用すると、同一演題が重複登録されてしまいますのでご注意ください。

8.演題採択通知

  • 演題の採否および発表日時は、事務局にご一任ください。
  • 発表形式はご希望を最大限尊重いたしますが、ご希望とは異なる発表形式となる場合がございますことをご了承ください。
  • 演題の採否および発表日時は、登録のE-mailアドレス宛にお送りいたしますので、正確に入力をお願いいたします。

9.演題登録時の注意事項

  • UMINオンライン演題登録システムでご利用になれるブラウザについては、UMIN演題登録画面上部のご案内にて、最新の情報をご確認ください。ご案内のブラウザ以外はご利用にならないようお願いいたします。各ブラウザは、最新バージョンの使用を前提としています。
  • オンライン演題登録システムについてご不明な点は、まずUMINオンライン演題登録システムFAQをご覧ください。
  • 暗号通信のご利用をお勧めいたします。
    平文通信では、情報の通り道でデータの盗聴や改ざんの可能性があります。一方、暗号通信ではデータが暗号化されているため、安全に送受信が可能です。平文通信は、施設やプロバイダーなどの設定や環境に問題があり、暗号通信が使えない場合に限ってご利用ください。
  • 締め切り直前はアクセスが集中し、回線が混雑することにより演題登録に支障をきたすことも予想されますので、余裕を持ってご応募いただくことをお奨めいたします。
  • 演題の登録に関するお問い合わせは、本ページ下部にございます運営準備室までお問合せください。

下記のボタンより、演題登録画面にお進みください。

 暗号通信(推奨)

新規演題登録

確認・修正・削除

 平文通信

新規演題登録

確認・修正・削除

倫理問題

発表内容は、倫理上問題になることがないように配慮をお願いします。
※倫理指針につきましては、下記を参照してください。

人を対象とする医学系研究に関する倫理指針(文部科学省/厚生労働省)
人を対象とする医学系研究に関する倫理指針ガイダンス

演題登録に関するお問い合わせ先

第56回日本肝癌研究会 運営事務局
イー・ステップ株式会社
〒540-0028 大阪市中央区常盤町一丁目4-9 竹宏ビル205号室
TEL : 06-4792-7251 FAX : 06-4792-7411
e-mail : jlcsg56@e-stepinc.com