本附置研究会が2012年に初めて開催され,以後リスク評価の実践と課題について多くの議論がされました。10年の経過と共にピロリ菌感染率は益々低下し、保険適用拡大に伴う除菌治療の普及、内視鏡検診の導入、検診対象年齢の引き上げ、検診間隔の変更、AIの開発、新たな血清抗体検査キットの登場など取り巻く環境は大きく変化しました。
今回は、「新時代の“胃がんリスク層別化検査(ABC分類)”の実践と課題」をテーマに,新しい時代において、胃がんリスク層別化検査(ABC分類)の果たす役割、適切な実施方法はどの様なものか、解決するべき課題は何かについて考え、議論したいと考えています。